周期療法の基本的な考え方

中国医学では、心は神明(大脳の働き:精神、意識活動)を主り、腎は生殖や発育成長、排泄、呼吸を主ります。【心-腎-子宮】の生殖軸が、月経周期をコントロールしていると考えます。

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このような考え方は、西洋医学の【視床下部-脳下垂体-卵巣】の生殖軸の考え方と一致しています。

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中国医学の生殖軸には、「肝」と「脾」が深く関係し、肝は、疎泄(気血の循環促進)を主り、自律神経による調節と関係しています。脾は、運化(運搬消化作用)を主り、食物の消化吸収を通じて血や精を補っています

心-腎-子宮の生殖軸のコントロールには、中国医学と西洋医学の生理周期や基礎体温の概念を結合させて、周期療法の基本的な考え方が作られました。

女性の体は、生理周期により女性ホルモンの分泌が随時、ダイナミックに変化します。それに伴って体調も変化していきます。生理周期にあわせ漢方薬を使い分ける周期療法は、大変効果的です。

さらに、生理周期の中で注目していただきたいのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の変化です。エストロゲンは、低温期に高くなり排卵前後にピークになります。一方、プロゲステロンは、低温期に低く高温期に高くなります。

周期療法の理論では、エストロゲン「陰」と考え、プロゲステロン「陽」と考えます。低温期は、陰が長じて、陰がピークになると排卵して、陰→陽に転化し、高温期になります。高温期は、陽が長じて、陽がピークになると陽→陰に転化して生理になります。

生理周期は、【陰長(卵胞期)→陰盛転陽(排卵期)→陽長(黄体期)→陽盛転陰(生理期)】陰陽のリズムにより説明することができます。生理周期は、4つの周期を一定のリズムで繰り返します。中でも妊娠のためには、特に低温期において質の良い「受精卵」子宮内膜」を作ることが大切です。

低温期にしっかりと"滋陰養血"することにより、エストロゲンが十分に分泌され、質の良い受精卵子宮内膜を作ることができます。

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