漢方のメリットについて

漢方のメリット漢方が最も重視しているのは「体づくり」です。「体づくり」がスムーズに行なわれることにより、自然妊娠の確率を高めます。さらに、西洋医学の治療の手助けの一役を担います。体に元々備わっている身体の自然なリズムを取り戻すことで、自然に妊娠しやすい体に導きます。

漢方薬によって、以前より元気になるので、生まれてくる赤ちゃんも、育てやすく元気で健やかです。さらに、お母さんも妊娠前から「体づくり」をしているので出産でエネルギーを使い果たしたりすることもなく、出産後、楽に子育てができる利点があります。西洋医学の治療や高度生殖補助治療を受ける場合でも、「体づくり」をしておきますと妊娠の成功率を高め、副作用の軽減にもつながります。

漢方薬は、月経のリズム生理周期をきちんと整えて「体づくり」をしてくれます。今すぐ妊娠を希望してなくても、子供は必要でないと思っている人でも、すべての女性の健康にお役に立てることができる最高の健康法と言えます。

例えば、体外受精を受けるような場合にも、まずは、きちんと「体づくり」をしておくことが大切です。いろいろなケースがあります。体外受精を何度も失敗した人が、中医学の改善法で月経のリズムをきちんと整え、体づくりをした後に再チャレンジしたところ、すんなり成功した例はとても多いです。

また、排卵誘発剤やホルモン剤の治療を受けている場合も、漢方薬の改善法を併用することで、成功率を高めたり副作用を軽減することも可能です。女性の生殖機能は「腎」によってコントロールされています。「腎」が充実していれば、40代以降でも無理なく妊娠・出産ができます。漢方薬で 「腎」を充実させることです。補腎によって、「質」の良い卵子をつくり、卵巣や卵子の老化を防ぐことも可能です。

「老化」、「老化」、「老化」・・・といいますが、根本的に、本質的に、本当に老化を防げるものは、きわめて少ないと考えます。長年の歴史、実績を積み重ねた「漢方薬」こそが、このことを実証してくれると信じます。

子宮内膜の「着床の窓」 と「サイトカイン」

子宮内膜には「着床の窓」が出現するそうです。卵管膨大部(卵管の出口付近)で精子と卵が出会い、受精卵が誕生します。受精後3~4 日で卵管を通過し子宮へやって来ます。排卵 5~8 日後 の時期を「着床の窓 」 が開きます。子宮内膜はこの短い間(5~8日間)だけ受精卵を受け入れます。この期間が少しでもずれていると着床が難しくなると考えられています。

つまり、受精卵が着床できるのは、子宮内膜の「着床の窓」が開いている約4~5日間だけなのです。

ピノポードこれまで「着床」という現象は、ブラックボックスと云われ謎に包まれていました。受精卵が子宮内膜に着床する頃の子宮内腔は、栄養豊富な液に満たされています。そして、内膜上皮細胞の表面には多くの微絨毛があります。 着床が始まるとこの液の量は急激に減少し、子宮内腔は狭くなります。そして、ピノポードpinopodes(微絨毛が短縮して嚢胞状の細胞質突起)へと変化するそうです。 

このピノポードが存在する時期を、「着床の窓」 と 呼んでいます。排卵8日後、このピノポードは消失し、着床の窓は閉じます。そして、子宮内膜の脱落膜化が始まります。
※ この窓は排卵後の 5~8 日の 4~5日間しか開いていないのです。

自然周期に ホルモンバランス(エストロゲン、プロゲステロン、FSH、LHなど)を整えること、 質の良い卵をつくるには子宮・卵巣・卵管は、血管から成り立っているのでその血流を良くすることが大事です。「健康な体には、健康な卵子ができる」のです。

着床成立には、受精卵の胚のレセプターと子宮内膜のピノポード「着床の窓」が結合することがポイントとなります。子宮内膜が薄くても着床することがあるので「子宮内膜が薄いので着床しない」というのは必ずしも正しくないようです。

器質的な原因(外面)
機能的な原因(内面)

の両者を見逃さないことが大事で、広~く見ていくことが重要です。

今の高度生殖医療技術は、日進月歩、すばらしいものです。女性の体内で起こる「受精」は、摩訶不思議であり、非常に難解のようです。受精できたからといって 妊娠が保障されるわけでもありません。

受精しても途中で分割が停止したり、仮に、顕微鏡下で「受精」ができたとしても、着床できなかったり、着床しても育たなかったりと道のりは多難です。受精が成立して 子宮内膜の厚さが十分であっても、その後の着床・妊娠・出産は、必ずしも保証されていないのです。出産まで一段階、一段階という感じです。仮に、りっぱな受精卵ができたとしても、その先の「着床」、それは女性の身体の中で起こることです。医療の力でも、どうしようもできません。

そうなると女性の身体が健全であること、つまり、「体づくり」にかかってきます。この「体づくり」に 漢方薬の「周期調整法」 が一役を担います。「型」に はまった治療法ではなく、その人その人に最適な治療法 = 「周期調整法」 を行うことです。当院では、症状などを聞いて 漢方薬を決めますが、その漢方薬が、その人に最適なのかどうかを最終的チェックし、判断します。

最近の研究ですが、「着床」には、サイトカイン(LIF)という体内物質の存在が必要なことがわかりました。
たとえ、良い受精卵が子宮にたどり着いたとしても、子宮内膜の厚さが適当であっても、この因子:サイトカイン(LIF) が分泌されないと着床が難しいことがわかりました。この事実は、ニチモウ(株)と武庫川女子大学との共同研究により発表され、医療機関からも評価を得ています。

この体内物質(サイトカインLIF)は、「発酵大豆胚芽抽出物により分泌される」と報告されています。さらに、「着床の窓」が開く時期「サイトカイン:LIF」の分泌は、一致する!と推測します。

「着床の窓」についての疑問として
・ 出産可能な女性は、全ての人に窓は 広くのかな? 窓はできるのかな?
・ 開いても開きが悪かったり、期間が短かったりするのかな?
・ 開かない方、できない方もいるのかな? 
と考えますが ・ ・ ・ ・ ・
最適な時期に、発酵大豆胚芽抽出物を投与することで「着床の窓」が十分に開くようになり、着床の確率も必ず上がると推測されます。このことは、今回42歳の方や他の症例結果に基づいたものです。このことに関しては、手応えを感じています。

参考:エクオールとソイフラボンの違い
大豆イソフラボン由来成分の「エクオール」は、経絡的には「脾経」に作用するようです。それで、主に「肌」に関与すると考えられます。
一方、ニチモウの「ソイフラボン」 (アグリコン型イソフラボン)は、「肝経」に作用します。つまり、「生殖器(子宮)」に関与すると考えます。明らかに両者は関与する経絡が異なるため効果も違ってくることから、用途も違ってくると考えます。そのことは、臨床的に比較検討したいものです。

高度生殖補助医療の不妊治療 2段階

排卵誘発剤まず、排卵誘発剤を使い、タイミング法や人工授精では複数の卵子を排卵させ、体外受精では複数の卵子を採卵し、質のよい卵子との「出会いの確率」を高くする方法。自然なプロセスでは毎月1個の卵子が成熟し、排卵されるのですが、過排卵と言って、排卵誘発剤で複数の卵子を成熟させることによって、妊娠するだけの力の備わった卵子に出会う確率を高くなります。

体外受精や顕微授精もしも、質のよい卵子に巡り会えた時に確実に妊娠できるように、体外受精や顕微授精で卵子と精子を確実に出会わせて、受精卵(胚)を子宮内に戻し、もしかしたら、起こりえるかもしれないであろう障害を取り除くということです。

カップルが高齢になるほど、身体の機能も低下して、妊娠に至るプロセスの環境が悪化しやすくなります。

ただ、このことは、女性のお腹の中で起こっていることなので、確かめようがありません。質のよい卵子が排卵される、とても貴重な機会に、確実に妊娠できるように、可能なところまでは医療技術で補助できます。体外受精や顕微授精は、本来は卵管障害男性不妊を治療するための生殖補助でした。原因不明の高齢不妊に対しては、卵巣内に残っている卵子で妊娠できる確実性を高めるための生殖医療となります。

40代からの不妊治療

妊娠率の推移をみると、40代の1年は30代前半の数年くらいに相当するそうです。

年齢による卵子の老化が原因の40代女性で、不妊治療で妊娠を目指す場合、まずは、大前提として、妊娠できるかどうかを左右する最大の要因は、「質のよい卵子」が排卵されることです。しかし、コントロールできませんので、常に、タイミングを意識して性交することがとても大切です。

治療については、一般的には、飲み薬の排卵誘発剤、クロミフェンを服用し、タイミング指導や人工授精を受けることが多いと思われます。年齢の影響で、妊娠を支える環境が悪化してきていますので、まずは「妊娠力」をしっかり上げからでも決して遅くはないと思います。

まずは、土台を!そうすることで頸管粘液の出が悪くなったり、かつ、子宮内膜が薄くなるという薬の副作用も抑えることが可能だと考えられます。漢方薬の良いところは、出産するまでの間じゅう、そして、その後もしっかりとフォローができるという利点にあります。すばらしい漢方薬の力を信頼してください。

妊娠の成立を左右する最大の要因は?

妊娠の成立妊娠ができないのには、必ず原因があります。できない原因があるから妊娠できないと思います。

高度生殖医療を繰り返しても、必ずしも、全てのカップルが妊娠、出産出来るとは限りません。これまでの治療成績をみれば、5回繰り返しても、出産に至ることは出来るカップルは半分に届かない確率だそうです。

高度治療は、決して根本治療ではありません。絶対のものでもありませんよね。すべてを頼るべき手段でしょうか。

精神的には、「これだけやった」という納得感を得るためのものという意味合いも大きいのでは。お二人の意志と行動力があれば、結果はともかく、スタートしましょう!

「このお二人に、『赤ちゃんの席』がありますか?赤ちゃんできますか?・・・と尋ねることもあります」

眼に見えない部分も 関係ありかも?・・・『いのち』自分の力では、どうすることもできないもの・・・。

さて、まずはバランスのよい食生活を心がけ、不足しがちな必須栄養素を補い、栄養環境を整え、適度な運動と規則正しい生活リズムと健全で "二人"の"前向きの心構え"が必要です。種(卵子)と畑(母体)を良くして、常に修復・改善・維持することで、必ずやきっと芽が出、育ち、花が咲き実が稔ります。

きっと!きっと!

20代のカップルでも、40代のカップルでも、

妊娠が決してゴールではありません。健康なお子さんを出産し、育て上げることを見据えておくこと、そして、家族の幸福な生活を見据えておくことですね。

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