無月経の対処法

無月経の対処法周期療法の考えを基に、仮の周期を作る方法で対応していきます。

無月経の原因は、様々です。過度のストレス、過激なダイエット、一部の薬剤による副作用などの場合は、原因を取り除くことで自然に回復することもあります。

早発性卵巣機能不全や重度の多嚢胞性卵巣症候群などは、治療が難しくなります。特に、無月経になってから半年以上経つと、内膜が萎縮してしまう可能性もあるので、できるだけ早めに治療を受けることが大切です。

無月経には、
1.「原発性無月経」:適齢期を過ぎても初潮がない。
2.「続発性無月経」:初潮はあったものの、何らかの原因で月経が連続3周期以上止まるに分類されます。

中医学では、いずれの場合も、主に生殖能力を司る「腎」に問題が起こっていると考えます。その他、血のめぐりが悪い「オ血」、あるいは「痰湿」という病理物質が、体内に溜まっている可能性を考えていきます。

対処法は、原因によって異なります。基本的に無月経は、卵巣が育たないために一相性の体温で、低温期がずーっと続いている状態となります。月経を起こすためには、「卵巣」を育てることが必要ですので、まずは、周期療法の卵巣期の薬を使っていきます。例えば、「おりものが増えてきた」などの変化が出てきたら「卵巣が発育して排卵する」動きを促す補陽活血促排卵のための漢方薬を用いて人工的にリズムをつけていきます。

このような対処法で、月経周期が整うことも多いのですが、無月経が長引いているようであれば、西洋医学の治療も併用する必要があるでしょう。

早期閉経(早発性卵巣機能不全)

早発閉経(早発卵巣不全、POF : Premature Ovarian Failure )とは、40歳未満の早い時期に月経がなくなることを言います。早発閉経の原因として明らかなものは、1~2割程度です。聖マリアンナ医学大学病院の統計では、自然発症POFのうち、

自己抗体を保有している人 50%
自己免疫の人 20%
染色体異常の人 15%
遺伝子異常の人 3%
医原性を原因とする人 3%

(医原性原因:卵巣の手術や化学療法・放射線治療を受けたことによる発症)

また、甲状腺や副腎の病気がある方に多い傾向を示しています。早期閉経を招く卵巣機能不全の初期症状に、月経不順があります。月経不順が気になったら早めの産婦人科受診をお勧めします。

治療

早期閉経は、赤ちゃんを授かることは非常に難しいと言われています。また、妊娠を希望しなくても、治療(女性ホルモン服用の)は、少なくとも平均的な閉経年齢(50歳前後)までは、続けてください。なぜなら、月経がない(無月経)ということは、女性ホルモンが出ていない状態が続いているということで、それに伴って骨粗鬆症、心筋梗塞、脳梗塞といった病気が増加することがわかっているからです。 女性ホルモンを服用することに抵抗をお持ちの方も多くいらっしゃいます。

しかし、女性ホルモンを投与することで、本来分泌されるべき女性ホルモンが補充されて正常な女性ホルモンレベルとなり、同世代の女性と同じように、女性ホルモンが骨粗鬆症、心筋梗塞、脳梗塞などの病気から体を守ってくれるのです。

現在、聖マリアンナ医学大学病院は、混雑しています。今後は、現在通院中の病院で早発卵巣不全と診断された紹介状のある患者さんのみの予約制となります。詳しくは、聖マリアンナ医科大学病院地域医療連携室にお問合せください。FAX:044-975-0608

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