精子検査:「精子の数が少なく、運動率も低い」

 精子検査この場合、中医学の「補腎」の考え方で、改善が望める場合もあります。精子の異常の中でも、染色体異常や造精機能障害による無精子症と診断された場合は、かなり難しいです。それら以外の場合は、生活スタイルの見直しと同時に、体の状態に合った漢方薬を併用することによって、短期間で精子の数や運動率を改善することもできます。

男性の精液は、よき「清流」に喩えられます。
(1)清流には元気な魚がたくさん泳いでいるように、清らかな精液であれば、数多くの精子が元気に生きることができます。精液が濁って黄色や茶色になっているような状態を「濁精」といい、この場合は、精子の数も運動率も悪くなります。

(2)水温が低すぎると魚が棲めなくなるのと同様、精液も、希薄な精冷の状態では、精子が生きられません。この場合は、精液の色は、無色透明に近くなります。いずれの場合も、大元の原因がどこにあるのかを突き止めて、対処する必要があります。

清濁の原因 (1)は、体に不必要な物質である痰湿湿熱、血の滞りであるオ血、体の陰が不足した腎陰虚などの原因が考えられます。一般的には、痰湿や湿熱が病因なら「温胆湯」「竜胆瀉肝湯」、オ血には、「冠元顆粒」、腎陰虚には、「知柏地黄丸」などを用います。ストレスが絡んでいるときには、「シベリア人参」や「香(しゃん)ロゼア」などを組み合わせます。

清冷の原因(2)の場合は、体を温める原動力が関係していることが考えられます。これは腎陰虚が関係していることが多いようです。その場合は、「食用蟻(イーパオ)」 や 「海精宝」「海馬補腎丸」 などを用いて対応します。

日本では、腎陰虚の場合に、「補中益気湯」「八味地黄丸」「牛車腎気丸」をよく用いますが、作用は穏やかです。一方、動物性生薬を含む中医学の中成薬〔食用蟻、双料参茸丸、海精宝、参馬補腎丸、至宝三鞭丸など〕の方が切れ味良く、効果がより得やすいと感じます。

・ 食用蟻(イーパオ) : 蟻
・ 海 精 宝  : 魚の浮き袋
・ 双料参茸丸 :鹿茸、冬虫夏草、蛤カイ(ゴウカイ:ヤモリ)
・ 参茸補血丸 : 鹿茸
・ 参馬補腎丸 :海馬(タツノオトシゴ)、鹿茸、鹿腎
・ 至宝三鞭丸 : 海狗鞭(オットセイ)、広狗鞭(イヌ)、鹿鞭、鹿茸、海馬、蛤カイ(ゴウカイ:ヤモリ)など

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